108 製品情報ガイド
安全について:システム内部の作業を行う場合
システムカバーを取り外す前に、以下の手順を順番に行ってください。
警告: システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、トレーニングを受けたサービス技術者の
みが行ってください。
警告: 動作中はメモリモジュールが非常に高温になることがあります。モジュールが充分に冷えるのを待ってから
作業してください。
注意:
システム基板から部品を取り外したり、周辺機器の接続を外す場合は、システム基板の損傷を避けるために、
システムの電源を切ったあと少なくとも
5
秒間待ってください。
1
システムを含むすべての装置の電源を切ります。
2
コンピュータ内部の部品に触れる前に、シャーシの塗装されていない金属面に触れて、身体から静電気を逃がします。
3
作業中も定期的にシャーシの塗装されていない金属面に触れて、内部構成部品を破損する可能性のある静電気を除去
してください。
4
システムと各装置の電源プラグをコンセントから抜きます。けがや感電の危険を防止するために、すべての通信関連
のケーブルをシステムから外します。
さらに、該当する場合には、以下の点にもご注意ください。
•
ケーブルを外す際には、ケーブルそのものを引っ張らずに、コネクタやストレインリリーフループをつかんで抜いて
ください。ケーブルには、ロッキングタブのあるコネクタが付いているものもあります。このタイプのケーブルを抜
く場合は、ケーブルを抜く前にロッキングタブを押してください。コネクタを外すときは、コネクタのピンを曲げな
いようにまっすぐに引き抜いてください。また、ケーブルを接続する際には、前もって両方のコネクタの向きが合っ
ていることを確認してください。
•
部品やカードはていねいに取り扱ってください。カード上の部品や接続部分には触れないでください。カードを持つ
場合は縁を持つか、金属製の取り付けブラケットの部分を持ってください。マイクロプロセッサチップなどの部品を
取り扱う際には、ピンには触れずに縁を持ってください。
安全について:静電気障害への対処
静電気放電(
ESD
)によってコンピュータの内部の電子部品が損傷するおそれがあります。
ESD
は一定の条件下で周辺機
器などの物体や人体に蓄積され、コンピュータなど別の物体に放電されることがあります。
ESD
による損傷を防ぐために、
メモリモジュールなどのコンピュータ内部の電子部品に触れる場合は、前もって静電気を身体から逃がしてください。どの
電子部品に触れる場合も、アース処理された金属(コンピュータの
I/O
パネルの塗装されていない金属面など)に前もって
触れることで、
ESD
による障害を防ぐことができます。コンピュータに(携帯情報端末を含む)周辺機器を接続する場合は、
コンピュータに接続する前に必ず作業者自身と周辺機器の両方の静電気を逃がしてください。また、コンピュータ内部の作
業を行う間にも定期的に
I/O
コネクタに触れて、身体に蓄積した静電気を逃がします。
さらに、静電気放電(ESD)による損傷を防止するために、以下の手順を実行することもお勧めします。
•
静電気に敏感な部品を梱包箱から取り出す場合は、部品を取り付ける用意ができるまで、その部品を静電気防止梱包
材から取り出さないでください。静電気防止パッケージを開梱する直前に、必ず身体から静電気を逃がしてください。
•
静電気に敏感な部品を運ぶ場合は、最初に静電気防止パッケージに入れてください。
•
静電気に敏感な部品の取り扱いは、静電気の発生しない場所で行ってください。なるべく静電気防止用のフロアパッ
ドと作業台パッドを使用してください。
book.book Page 108 Tuesday, January 9, 2007 11:19 AM