110 製品情報ガイド
EMC(電磁的両立性:Electromagnetic Compatibility)とは、多数の電子機器が同一の環境で共に正常に動作する能力
のことです。本コンピュータシステムは、認可機関の EMI に関する制限に準拠する設計がなされており、適合していま
すが、設置条件によっては干渉が発生しないという保証はありません。この装置が無線通信サービスに対して干渉するか
どうかは、装置の電源をオン / オフすることによって判定できますので、以下の方法のうちいくつかを実施して干渉を防
止してください。
• 受信アンテナの方向を変えます。
• 受信機に対するコンピュータの位置を変更します。
• 受信機からコンピュータを遠ざけます。
• コンピュータを別の電源コンセントにつないで、コンピュータと受信機を別々の分岐回路に設置します。
必要に応じて、テクニカルサポートまたはラジオ / テレビ
の経験を積んだ技術者にお問い合わせください。
コンピュータシステムは、システムを設置する電磁環境に合わせて設計、試験、分類されています。一般に、電磁環境は、
以下のように分類されます。
• クラス A は、主として商工業環境用です。
• クラス B は、主として住宅環境用です。
ITE(情報技術機器:Information Technology Equipment)は、周辺機器、拡張カード、プリンタ、入出力(I/O)装置、
モニタなどを含み、コンピュータシステムに統合または接続されるもので、コンピュータシステムの電磁環境の分類に
適合しなければなりません。
シールド付き信号コードに関する告知 : 無線通信サービスに干渉する可能性を低減するために、周辺機器からデバイスへ
の接続にはシールドケーブルのみを使用してください。シールドケーブルを使用することで、目的とする環境に適した
EMC 分類基準が満たされます。パラレルプリンタ用のケーブルは、コンピュータの販売店から入手できます。
ほとんどの コンピュータシステムは、クラス B 環境に分類されます。しかし、システムに特定のオプションを付加する
ことにより、一部の構成はクラス A 情報技術装置に類別されることもあります。 お使いのコンピュータまたは周辺機器の
電磁的類別を確認するには、次項を参照してください。以下の項には、EMC/EMI または製品の安全に関する情報が記載
されています。
VCCI 規定(情報処理装置等電波障害自主規制協議会規定 / 日本のみ)
ほとんどの コンピュータシステムは、VCCI でクラス B 情報装置として分類されています。しかし、追加するオプション
によっては、システム構成の分類がクラス A になることもあります。周辺機器、拡張カード、プリンタ、入出力(I/O)
装置、モニタなど、システムに統合または接続される情報技術装置は、コンピュータ システムの電磁環境分類(クラス
A またはクラス B)と一致していなければなりません。
お使いのコンピュータシステムにどちらの類別が適用されているか確認するには、システムの底部や側面、または背面パネ
ルに貼付されている認定ラベルまたはマークを調べてください。お使いのシステムの
VCCI
分類が判明したら、該当する
VCCI
通達をお読みください(「
VCCI
クラス
A
情報技術装置認定マーク」および「
VCCI
クラス
B
情報技術装置認定マーク」
を参照)。
book.book Page 110 Tuesday, January 9, 2007 11:19 AM